読者が初めてSM体験した時|鶯谷 マスターズクラブ Aさん

体験レビュー第三弾は、読者のひでじい様からいただきました。
初めてのSM体験
はじめにカムアウトしておくが、私は還暦である。そういえば、サイジョー秀樹も同い年だ。本当に「秀樹カンレキ!」になったのである。
おいといて。
そんな私であるが、ことSMに関してはチェリボーイだったりする。もちろんフーゾク体験はそれなりにあるが、この業種だけは縁遠かった。自分に“そのケ”はないと思っていたのだ。少なくともMではないと。
だが近年、性欲が減退しつつあることを自覚してきていた…いや違う。アタマは現役なのだが、肝心のムスコが親不孝なのだ。
そして、去年あたりから夢想しているコトがあった。それは『普通の女性を視姦』することだ。
SMの目的とは―想像ではあるが―射精ではなくそのプロセスではなかろうか、と。それ自体もアリっちゃアリだろうが、舞台劇のカーテンコールのような気がしている。
その女優の素晴らしき演技へ万雷の拍手を送る。客と演者がひとつとなって舞台が完結し幕が下りる。これがSMにおける射精…じじいのたわ言に他ならないが。
な~んて言っているが要するに、エッチなコトしたいけど、フィニッシュよりプロセスを愉しみたいと思ったその結論がSMクラブなのである。
その中でも「M女」専門を探す。女王様プレイはちょっと違う。さらに、女優といっても演技力のあるベテランではなく、できるだけ素人っぽい、駆け出しの女優がいい。
そんな条件でいろいろなサイトを見ていてみつけたのがこの店だった。
お店への訪問
ところで、SMはプレイ料金が高い。よほど“そのケ”がなければソープに走ってしまう金額だったりする。そのため、イメージ的には高級ソープと同じポジションにあった。豪華な待合室に能面スタッフの慇懃(いんぎん)な対応…。
ところが、この店のスタッフ氏はごくごく普通の青年に見えた。笑顔だし洋服もラフだし。少し緊張していた私に愛想よく接してくれたので、その緊張が和らぐ。
開口一番、「SMはじめてなんですよ」と言うとスタッフ氏、「はい。どんなプレイをしたいか何でも具体的におっしゃってください」と笑顔。こういう非日常の世界なのだから、カッコなど付けず、おのれをさらけ出しちゃえばいいのだと教えてくれているのだろう。
そこで思っていたことを素直に言った。
「ムチとか縄とかローソクとかの“痛い系”じゃなく、せいぜい目隠しでバイブや指で弄(もてあそ)ぶ、というか、イタズラの延長というか…」
「はい、よーく分かります(笑顔)」
「で、ここなら素人さんというか本気でそういうことされるのが好きな女性がいるとあったので」
「はい、演技じゃないM女さん、ですね」
「あ、そうです、そうです」
「当店はそういう女性しかいませんから大丈夫です。あとはお好みのタイプをおっしゃっていただけば…」
そう言って、テーブルにあったタブレットを差し出した。
そこには、HPにあった在籍女性の写真がモザイク無しで並んでいた。
「今からご案内できるのは、こちらとこちらの3名ですけれど、お好みはいますか?」
タブレットを引き寄せて、スワイプしながら3人を見比べた。美女というわけではなかったが、ごく普通の学生やOLと思えるような女性だ。
私は自分の年齢やSM初心者であることを考え、若すぎる女性は避けて20代後半のAさんに決めた。するとスタッフ氏、「ではAさんをご紹介しますので、少しお待ちくださいね」と席を立つ。事務所の奥に女性が待機しているようだった。
そして登場した女性を見て驚いた。
両手がクサリ付きの手枷(てかせ)をはめていたのだ。そして私の座るソファの近くまで来るとその場に正座して三つ指をつき、深々とお辞儀をしたのだった。
この演出に少し動揺し、動悸が起きる。前者はそのままだが、後者は“興奮”の類(たぐい)であることを自覚した。もうプレイは始まっているのだと合点したのだ。
面(おもて)を上げたAさんは、写真のそれより可愛らしく見え嬉しくなる。
「Aさんでよろしいですか?」というスタッフ氏の言葉に即答していた。「もちろんです」
彼女が離席し、準備している間にコース時間の確認。今回は90分(35,000円)に決める。最初だから60分とも思ったのだが、後で物足りなくなる気もしたのだ。延長もできるのだろうが、彼女に次の予約が入るかもしれない。
そして二人で事務所を出てホテルへ向かうという段取りである。当たり前だが手枷は外し、ごく普通の服装で、である。
SMプレイデビュー
お店に薦められたホテルに到着し部屋へ。サービスタイムで5,000円なり。まあ、こんなものだろう。
改めてAさんから丁寧な挨拶を受ける。
「ご主人様、本日はよろしくお願いします」
プレイが始まったことは理解していたが、私はこう返した。「こちらこそお願いします」
まずは二人でシャワーを浴びるというので、なんとなくだが、裸になる前は『普通のOL』であって欲しかったりしたわけで、そこから段々と変わっていくだろう彼女を見たかったのだ。
着衣をすべて脱いだ彼女はきれいな白い肌をしていた。スレンダーだが胸のふくらみも十分だった。そしてバスルームで身体を洗ってくれる。もちろん股間も丁寧に。甲斐甲斐しいともいえるような所作に興奮を覚え、少しだが反応してしまった。30%ダチ程度だ。ま、そんな親不孝モノである。
ここで私は低音ボイスにしてこう言ってみた。
「あとで舐めさせてあげるから、よーく洗うんだよ」
「はい、うれしいです」彼女の声のトーンも変わった。か細く少し上ず
っている。それで50%になった。洗われることより、その態度や声に反応したのだ。
調子に乗った私は、立てひざだった彼女に続けてこう言った。
「僕も洗ってあげよう。あとでアソコを舐めて欲しければ」
「はい、お願いします。な、舐めてください」
そう言うと、足を広げてM字開脚のポーズになる。白い肌に映えるような薄めのヘアの下に、やや濃い目のピンク色が見える。
ゆっくりと指を這わせると、彼女の身体がピクッと震える。人差し指と中指でそのヒダをなでるとヌラリとした感触が伝わった。
「もう感じているのかな」
「恥ずかしいです。でも、でも…」
ここでこれ以上のプレイはもったいない気がしたので、ベッドに移ることにした。
ここで彼女が持参していたプレイ道具を確認した。未体験の私でもおおよその物はわかった。縄、手枷(かせ)足枷、鞭、バイブ、浣腸など。
「どれでもお好きな物で私を可愛がってください」
正直に言おう。頭では理解しているが、イザとなるとリアルすぎると感じていた。心の中はこうだった。
『げ!ナワとかムチとかカンチョーとか、やっぱ無理!』
無理と言うより加減がわからない。縛り方はもちろんのこと(新聞紙をまとめるとかしかできんし)、鞭も違うとこ当てちゃいそうだし…。
そして当初の思惑通りこうすることにした。アイマスクで目隠しをし、手足の自由を奪って彼女の秘部をイタズラする。
それを彼女に伝えると、「はい、わかりました。どうぞ好きなように苛(いじ)めてください」と。
まず手と足に枷をはめてベッドに横たわらせ、その両足を開かせる。アイマスクはあとにしたのは、その表情が見たかったからだ。
とても素直に従順になった彼女はそれでも少し、おずおずといった感じで足を開く。私はその中心部にまた指を這わせ、ゆっくりと開いた。
バスルームでのヌメリが再び現れている。赤みがかったそのヒダをさらに開きながら、余った指で、小さめの突起をなでる。
彼女に顔を向けると、微笑と苦悶が混じった表情で「うっ、くっ」という声にならないような音を発した。『この娘はホントに感じているのだ』と確信し、そのことに興奮してしまった。
ここでアイマスクを顔につけさせ、「今度はバイブか私の舌でしてあげよう。どっちがいい」と言ってみる。すると彼女は、目が見えない状況がさらに興奮を高めたらしく、吐息を漏らしながら言った。「り、両方で、して、ください」
バイブの音を立てながら、彼女の足元に近づく。その気配を察したように身をよじらせたが、どうやら期待と興奮の現われだ。それは、ピンクのヒダのヌメリが、さらに増したのがはっきりとわかったからだった。
『これは想像以上だ…』とつぶやく。演技でここまでできるとは思えない。涙を自在に流せる女優はいるだろうが、蜜のコントロールなどできるものではないだろう。
指でヒダを広げると、その蜜がこぼれ落ちる。それを見て、『こりゃもう、舌よりバイブの方がよさそうだ』と思った私はソレをあてがった。すると、その先端の丸い部分がするりと飲み込まれたのだ。
思わずこう囁いていた。「なんてスケベなOLなんだ。ちょっと当てただけで中まで入っていっちゃったぞ」
すると彼女、「あぁぁ、ごめんなさい。もう、我慢できなかったんです」と。そして「もっと奥まで、奥まで、あぁぁ…」「アナルも、アナルも弄(いじ)ってください、お願いします…」と懇願したのだ。
親不孝だった愚息が
「そうか、君はアナルが好きなんだね」と答えて人差し指で菊門を触る。あふれていた蜜がそこもタップリと湿らせていたので、いとも簡単に第一関節まで入っていく。
ふと気付くと、私の息子はいつのまにか80%勃起していた。Aさんのおかげで少しは親孝行してくれたのだ。
「おお、久しぶりに大きくなったよ、ほら」と彼女の手に握らせてみると、嬉しそうにこう言った。
「硬くなってます、嬉しいです。これ舐めさせてもらえませんか」
アイマスクをしたままの彼女の顔に近づけて口に押し当てると、舌を出して舐めはじめた。その恥じらいながらの言葉に一気に興奮し、
95%まで成長した。それを感じ取ったのか、彼女は顔を横に向け肉棒と正面になったとたんグイっと口腔いっぱいに咥えたのだ。
そのままアゴを前後させるように、淫靡な音を立てて動き出すと、私はすぐに噴火しそうになってしまった。
「う、うまい。なんてスケベなOLだ。このままじゃすぐ終わっちゃうよ」と言って肉棒を抜いた。すると、
「も、もっと舐めたいです。もっと感じてください。お願いします。私の口の中にいっぱいだしてください」
今までにない射精体験だった。私は、久しぶりに完全勃起したことを含めて、少し若返った気さえしていた。
SM愛好者やベテラン諸氏から見たら赤ん坊のような初心者の私ではある。きっとAさんの満足度も30%といった程度だろう。それでも自分では、“SMの門を叩いた”と思っている。こんな私でも受け入れてくれた、懐の深いAさんやお店に感謝したい。
=おわり=